MP3だのAACだの、なんだかいろんな種類があるインポート。それぞれどう違うのか確認しましょう。


iTunesのインポート設定をしたはいいけど、実はみなさん意外と形式別の特徴をご存じない。

圧縮率、インポート時間、使用感など、様々な角度からインポート形式別の特徴を把握していきましょう。

 

 

上級者の項目なんで、ここはさらっと流します。

iTunesで利用できるインポート形式は計5つ。MP3、AAC、AIFF、WAV、Appleロスレスです。

AIFFはアイフ、WAVはウェブと読みます。

周知の通り、設定の変更は設定→詳細→インポートから行います。


個人的にはAIFFだけ妙に浮いているように見えるんだけどな…

 

 

さて、まずは圧縮率が最も優秀な形式について説明します。これはもうある程度絞られています。正解はAACかMP3です。

AIFFはどっちかというと音声向きなので却下とします。

WAVは圧縮率どころか圧縮しないので圧縮率0%、却下です。

Appleロスレスは圧縮率が約50%、もちろんこれも却下。

残るAACとMP3では、誕生の背景でちょっとしたゆがみがあり、どちらが優秀とはなかなか言えないところなんですが…

AACは容量を約11分の1にします。一方MP3は10分の1くらいですね。(128kbpsの場合)

この容量の差は正直なところそれほど気になりません。

ですが、AACはまだ誕生して日が浅いという歴史的な背景があります。つまり、MP3に比べて普遍性が無い。

曲データを渡すときに「え〜、AACなの??」みたいな嫌がられ方をされる可能性は高いです。

「文句を言うなら自分でMP3に変換しろよ」的な反撃をしようとする前に、勝手にMP3に変えられるおそれもあるくらいの話です。

というわけで、2007年現在はMP3が最優秀ということにしておきましょう。

しかし、現在もMP3が優位という状態は変わっていないようですが、低ビットレートの場合はAACのほうが音がいいです。

まぁ、iPodで聞くときにあまり低レートで聞こうとは思いませんが…


一応16〜320まで選べるようになっているが、基本的に112kbps以下は利用しない。戦後のラジオみたいな音になるから。

 

 

さて、次に音質が最もいい形式をチョイスします。

これは即答です。WAVです。三角形の公式と同じくらい常識です。なぜって圧縮しないからです。

まず「音がいい」の定義から説明しますが、それは決して「聴きやすい」ことではありません。

どれだけCDの音源を忠実に取り入れ、それをそのまま再生するかというのが「いい音」の定義なので、ここはWAVで間違いありません。

ただし、容量が半端ないです。ここでは例として超キングサイズのiPod 160GBで検証します。

一枚のアルバムの容量が700MBと仮定すると、227枚のアルバムでアウトです。

これを多いとするか少ないとするかは人それぞれですが、仮にAAC128kbpsなら約2300枚のアルバムが入ることになります。

ロスレスの音質もいいですが、なんかプロに言わせるとWAVとは違うみたいですね。

可逆圧縮方式なので音質の劣化がまったくないはずなんですけど。。。

 

 

以下が同一アルバム5曲のインポート時間を測定したものです。

AAC 320kbps  1:18 
AAC 128kbps  1:08
 
MP3 320kbps  0:51
MP3 128kbps  0:59

Apple ロスレス 0:41
WAV        0:42

 

やっぱり基本的に圧縮が少ないWAVやロスレスが早いですね。

MP3とAACでは、MP3のほうが早いようです。

AACの場合は高ビットレートのほうが時間がかかるのに対し、MP3は逆なようです。

というわけで、時間がある人にとっては全くどうでもいいインポート速度の検証でした。